飼育コラム

爬虫類を初めて飼う前に — 値段・寿命・必要なものリスト

迎える前に知っておきたいこと

爬虫類との暮らしは、犬や猫とはひと味違う魅力にあふれています。とはいえ、勢いで迎えてしまうと「こんなはずじゃなかった」となりがち。はじめての一匹を迎える前に、お金・時間・準備物の3点をしっかり確認しておきましょう。

値段の目安

生体の価格は種類によって大きく異なります。人気の入門種なら数千円〜2万円ほど、珍しい種や美しいモルフになると数十万円することもあります。

見落としがちなのが設備の費用です。ケージ・保温器具・ライトなどをそろえると、生体とは別に2万円〜5万円ほどかかるのが一般的。生体価格だけでなく、トータルで予算を考えておきましょう。

寿命は「長い」と心得る

爬虫類は想像以上に長生きします。トカゲやヘビで10〜20年、カメに至っては数十年生きる種も珍しくありません。その間ずっと世話を続けられるか——進学や引っ越し、生活の変化も見据えて、これは迎える前にいちばん真剣に考えたいことです。

飼う前に知りたい法律のこと

多くのペット爬虫類は問題なく飼えますが、種類によっては注意が必要です。「特定動物」に指定されている大型のヘビやワニ、毒を持つ種などは、ペットとして新たに飼うことが原則禁止されています。

また、ワシントン条約(CITES)に関わる種や、自治体への登録が必要な種もあります。気になる種を見つけたら、購入前に「飼育に許可や登録が必要ないか」を確認しておくと安心です。お店で扱われている一般的な入門種であれば、ほとんど心配はいりません。

最低限そろえたいものリスト

  • ケージ: 飼う種のサイズに合ったもの
  • 保温器具: ヒーターやパネルヒーター。サーモスタットもあると安心
  • ライト: 種によってバスキングライトや紫外線ライトが必要
  • 床材: ヤシガラや専用ソイルなど
  • 水入れ・シェルター: 落ち着ける隠れ家を用意
  • 温度計・湿度計: 環境管理の必需品

種類によって必要なものは変わります。迎える種が決まったら、その種に合わせて準備リストを作りましょう。生体より先に環境を整え、温度が安定してから迎えるのが鉄則です。

お迎え当日から1週間の過ごし方

新しい環境に来たばかりの爬虫類は、強い緊張状態にあります。お迎え直後は、そっとしておくのがいちばんです。

最初の数日は餌を食べなくても珍しくありません。あわてず、まずは環境に慣れてもらいましょう。ハンドリングや頻繁な観察は控えめにして、温度・湿度が安定しているかだけを静かにチェックします。餌を食べ始め、落ち着いた様子が見えてきたら、少しずつ距離を縮めていきましょう。焦らないことが、信頼関係づくりの近道です。

意外と見落としがちなこと

脱走対策

爬虫類は驚くほど力持ちで、すき間にも敏感です。ケージのフタはしっかり固定できるものを選びましょう。

診てもらえる病院を探しておく

爬虫類を診察できる動物病院は限られています。万が一に備えて、近くの対応病院を事前に調べておくと安心です。

長期の外出時の世話

旅行や帰省のとき、誰がどう世話をするか。爬虫類は数日なら留守番できる種も多いですが、保温だけは止められません。停電対策も含めて考えておきましょう。

あわてず、じっくり選ぼう

大切なのは、自分の暮らしに無理なく迎えられる種を選ぶこと。Rep Search! の診断機能なら、いくつかの質問に答えるだけで、あなたに合った種が見つかります。最初の一匹選びの参考に、ぜひ使ってみてくださいね。

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