飼育コラム

爬虫類の餌完全ガイド|昆虫食・植物食・人工フードの選び方

餌は「種選び」の重要ポイント

爬虫類を飼ううえで、毎日関わることになるのが「餌」です。実は爬虫類の餌は種類によって大きく異なり、何を食べるかは種選びの段階で必ず確認したいポイント。この記事で餌のタイプを整理しておきましょう。

昆虫食

多くのトカゲやヤモリは昆虫を食べます。代表的な餌用昆虫がコオロギとデュビア(ローチの一種)です。

昆虫には生きた虫(活餌)冷凍・乾燥タイプがあります。活餌は食いつきが良い反面、管理に手間がかかります。虫の扱いが苦手な方は、冷凍・乾燥タイプや後述の人工フードを検討しましょう。

植物食

リクガメや一部のトカゲは草食性です。小松菜やチンゲン菜などの葉野菜、タンポポやオオバコといった野草を中心に与えます。果物や動物性の餌は与えすぎないのが健康維持のコツです。

肉食

ヘビの多くは肉食で、餌は冷凍マウスが基本です。解凍して与えます。「ヘビを飼う=冷凍マウスを扱う」ことになるため、抵抗がないか事前に考えておきましょう。冷凍庫に保管することも忘れずに。

人工フード

近年は爬虫類用の人工フードが充実しています。レオパ用、フトアゴ用、水棲ガメ用など種に応じた製品があり、虫が苦手な方の強い味方です。

ただし、すべての個体が人工フードを食べてくれるわけではありません。購入時に「人工フードに餌付いているか」を確認すると安心です。

カルシウムとビタミンの添加

昆虫食・植物食の爬虫類には、カルシウム剤を添加するのが基本です。餌にまぶして与えます。カルシウム不足は骨の病気につながるため、軽視できないポイント。紫外線ライトと合わせて、健康な骨づくりを支えましょう。

餌の頻度

餌やりの頻度は、種や年齢で変わります。一般に幼体は毎日〜数日に1回、成体は数日〜週に1回程度。成長期はしっかり、成体は与えすぎに注意——これが基本の考え方です。

給餌の道具

あると便利な道具がピンセットです。先端が丸いものを選ぶと、餌を渡すときに口を傷つけにくく安心。生き餌を直接ケージに入れるとケージ内に逃げて隠れてしまうこともあるので、ピンセット給餌が衛生的でもあります。

餌の保存方法

活餌(生きた虫)は適切な温度と湿度で管理します。デュビアなどのローチ類は比較的飼育しやすく、自家繁殖させる愛好家も少なくありません。冷凍マウスや赤虫は冷凍庫保管が必須。食品と一緒にしまうのに抵抗がある場合は、専用の小型冷凍庫を用意する方もいます。

与えてはいけないもの

人間の食べ物は基本的にNG。塩分・糖分が爬虫類には強すぎます。また、リクガメにホウレンソウばかりを与え続けるのはNG(シュウ酸が結石の原因に)。種ごとに「与えない方がよい食材」は決まっているので、迎える前にしっかり確認しましょう。

虫が苦手な人へ

「爬虫類は飼いたいけれど虫はちょっと…」という方は少なくありません。その場合は、人工フードに餌付きやすい種草食の種を選ぶのがおすすめ。餌のタイプから逆算して種を選ぶのも、賢い飼育のスタートです。

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